手植え・無農薬米づくりの強い味方、「田車」を使った田んぼ除草術

お米作りはグループで作業する部分もありますが、植え終わったら自分の田んぼは自分で管理になります。

植えた後の二大タスク、水の管理と除草

田んぼに苗を植えたら気持ち的には一安心なのですが、ここから雑草との戦いが始まります。

その為の二大タスクが水の管理と除草かなと思います。

今回はそのうちの除草についてあくまで自分たちのやり方を少し掘り下げてみたいと思います。

私たちのグループは誰も除草剤などの農薬を使わずにお米を作っているので、除草に関しては手作業で地道に生えないようにしたり、生えたら増えないように抜いたりしています。

主にチェーン除草か、田車を使用していますが人によって除草の仕方も様々です。

除草剤など使う人からしたらとんでもなく手間なことしているなと思われるかもしれないですが、「極力安全で身体に優しいお米作りをする」事をモットーにしている為、無農薬である事が暗黙のルールとなっています。

私が使っているのは田車(たぐるま)です。

田車
赤で囲んだのが田車。もっと分かりやすい写真がありませんでした。リヤカーに載せて置き場にしています。

よく似た道具に八反があります。私は最初八反も田車も同じ道具だと勘違いしていましたが、八反にはギザギザの車輪は付いておらず、雑草を引っ掻くための爪が付いたものみたいです。

八反などの手押し・引っ掻き型の除草具はかなり昔から使われており、それをより省力化・効率化するために発達・普及したのが回転式の「田車」です。

そのため、仕組みとしては「八反は擦って削る道具」「田車は車輪で回して浮かす道具」という違いになります。

田車は田んぼに入って稲の株間に置いてハンドルを持ってひたすら歩きます。

田車掛け

その時に車輪のギザギザが目に見えないような雑草の生えかけのものや既に生えてしまった雑草を絡めながらかすめ取り、浮かせて枯らす道具になります。

歩く時も極力八反そのものを前後に押したり引いたりしながらしっかり土をかき混ぜる感覚でやると効果が上がります。

個人的には除草の効果もあると思いますが、ギザギザの回転で土がかき回されることで土の中のガスが抜けたり、新しい空気が入って田んぼ全体の状況が良くなるという方に効果が大きいような気がしています。

八反が終わった後は、なんとなく水質も良くなった気がして、何もしていない田んぼよりも稲の成長が順調になるように感じています。

この田んぼは初年度が稗(ヒエ:稲によく似た雑草)の発生がすごかったこともあって、稗が増えないように去年は植えてから一週間後に最初の田車を行い、それから8月第一週まで毎週末田車掛けをしていました。

そのおかげもあって、去年は稗の発生をかなり抑えられ、稗の種も極力田んぼに落とさずに済んだのではないかと思っています。

今年は去年を引き継ぎ、雑草があまり生えずにある程度順調にここまで来ています。

田んぼ2026

稗の種が落ちると翌年に田んぼで発芽、成長しますので、翌年に向けて根こそぎ取る勢いで根から引き抜きます。

なかなかの重労働である田車掛けですが、足腰も鍛えられて、田んぼの中での機動力もアップすること間違いなしです。

雑草取りは田んぼをする上での洗礼みたいなものではあるのですが、稲の成長と自分の足腰の為にも田車を末永く続けていきたいと思っています。

この記事を書いた人

大阪府出身。20〜30代の迷走を経て40代も迷走中ですが、着地したのは大分県佐伯市。
普通の感覚なら一歩踏み出しにくい「0円物件」を拠点に巻き起こる日々の暮らしを発信したいと思います。

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