9月のシルバーウィーク期間中、北九州で盛大に開催された『西日本陶磁器フェスタ』。 全国から素敵な「やきもの」が集まる大きな展示販売会ですが、今回ご縁があり、別府の竹製品メーカー「株式会社山下工芸」さんのブースにお邪魔させていただきました。

ブース内では日替わりで作家や職人が入れ替わるワークショップコーナーが設けられ、私もその一人として参加してきました!
今回作ったのは「竹の箍(タガ)のブックバンド」
今回体験していただいたのは、「竹の箍(タガ)を使ったブックバンド」です。
「箍(タガ)」とは? 桶や樽がバラバラにならないよう、外側からギュッと締め補強している竹や金属の輪っかのことです。
本来の箍は大きなものですが、今回はそれを指輪くらいのミニサイズに編み上げ、髪留め用のゴムを組み合わせてブックバンドに仕上げるワークショップにしました。

会場の様子:サブ会場の熱気がすごかった!
イベントは「北九州メッセ」と「西日本総合展示場」の2会場で開催。 メインの陶器販売は北九州メッセ、私たちが参加した竹工芸や陶芸体験、さらに「ロールケーキの販売」も西日本総合展示場で行われました。
サブ会場という位置づけではあったものの、ロールケーキブースが大行列の大盛況! メイン会場に負けないほどの賑わいで、「スイーツ目当てで来られた方が、ついでに竹のものも見ていってくださる」というありがたい流れができていました。

ワークショップスタート!想像以上の大盛況
会場は10時オープン予定でしたが、すでに開場前から多くのお客さまが来場されており、ワークショップもフライング気味で9時45分頃にスタート!
そこからは本当にひっきりなしにお客さまが来られ、17時の撤収時間までノンストップ。お茶を二口ほど飲むのがやっとという嬉しい悲鳴状態でした。
合計で14名様に体験して頂きヘトヘトになりました。
特別に参加させてもらった嫁の水引きと竹で作った小物販売や「箸置き削りワークショップ」なども含めると結構な売り上げになり生活費の足しになりました。
- 参加費:1,000円
- 所要時間:約30分〜40分(個人差あり)

作成の難易度について
箍の編み方には「1本のヒゴで作る方法」と「2本のヒゴで作る方法」があります。今回は初心者の方でも作りやすい「1本タイプ」をご用意しました。
ただ、作り方自体はシンプルでも、“小さく編む”となると指先の繊細な感覚が必要になります。 竹は一見簡単そうに見えて、実は「力の加減」や「慣れ」が必要な素材です。
挑戦してくれた小学生のお子さんも、保護者の方が付きっきりでサポートしてやっと完成する…という難易度でした。初めて竹に触れる方には少し難易度が高かったかもしれません。
今回の出展で得た「反省点」と「学び」
ある程度は満足していただいて終えられたという安堵感とともに、次回に向けた改善点がたくさん見えてきました。
- アイキャッチ不足(作品が小さくて見えにくい) 作品自体がミニサイズのため、遠目から「何をやっているコーナーなのか」が分かりづらかった印象です。大きめのデモ用箍(モックアップ)などを飾っておけば、もっと目を引けたかもしれません。
- ワンオペによる対応の限界 お一人おひとりを指導している最中は、通りすがりの興味を持ってくださった方へのお声がけや説明が十分にできませんでした。
- 所要時間によるキャンセル 「所要時間は30〜40分ほどです」とお伝えすると、「時間に余裕がない」と諦められる方が一定数いらっしゃいました。イベント巡りの隙間時間でサクッとできるメニューも必要だと実感。
- 難易度設定の難しさ 「小さく作る」ことの難易度が高く、自力で完成まで辿り着けない方もいて、申し訳なさと心苦しさを感じました。
おわりに
色々と反省点は尽きませんが、大きなイベント会場で、次々と訪れるお客さまと直接会話を交わしながらワークショップに参加してもらう体験は、自分にとって大きな学びとなりました。
ご参加いただいた皆さま、そして貴重な機会を下さった㈱山下工芸さま、別府の先輩職人の皆さま、本当にありがとうございました!
今回の経験を糧に、次回のワークショップはさらに楽しんでいただける工夫を凝らして臨みたいと思います。

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